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人権教育

人権教育の基本理念

人権尊重の精神に満ちあふれた村づくりの推進には、人権問題にかかわることを特別なこととしてとらえるものでなく、「日常的な生活のあり方」そのものから改めて見直すことが求められています。特に学校教育や職場研修はもとより、家庭や地域においても、あらゆる機会に人権教育が行なわれ、人権が人びとの思考や行動の価値基準として毎日の生活の中で根付き、人間関係と社会関係の基本原則となり、人権という普遍的文化の創造をめざすことを基本理念とします。

人権教育を行うに当たっては、次に掲げるような基本的な視点に留意することが肝要です。

 

生きる力の育成

自分の個性や可能性をよく理解して自尊感情を育み、持てる能力を発揮し、自信を持って自己表現することが大切です。

 

さまざまな人びとの共生

民族や国籍、生活文化や価値観の違いを否定して同質化を求めたり、同質なもののなかに違いや序列を作り出したり排除することなく、違いをありのまま受け入れ、互いの個性を尊重し、多様な文化を認め合う意識と態度が必要です。

 

人権意識の日常化

常に互いの人権を尊重するという視点で物事を見つめることが重要です。また、日常生活のなかで当然のこととして考え、受け入れてきた事柄についても、人権という物差しで判断し行動していくことが大切です。

 

人権侵害を許さない意識の醸成

人権侵害(差別)は、人を傷つけるだけでなく、自らの生き方も狭めます。全ての人びとが人権侵害を許さない意識を持つことが肝要です。

 

社会の基盤となる人権意識の確立

人権を基本とした人間関係が広がってこそ、住みよい、豊かで共に生きる社会が実現します。また、人権意識が、日常生活のなかに広く根付くような社会づくりが必要です。