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天川村賛歌

千年後も渓魚のたわむれる沢を

佐藤拓哉
奈良女子大学 共生科学研究センター研究員

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新緑が山を覆い、弥山から流れる川の水が少し温むと、私は度々、渓魚たちの棲む水の世界にお邪魔しました。

そこは、これまで私が見てきたどんな川よりも透き通る水を湛えていました。そのような水を育む天川村の自然には、世界に誇るべき貴重な野生動植物が今なお生息しています。

しかし、人と自然のバランスが崩れつつある近年、森や川はその様相を大きく変え、渓魚たちは徐々に姿を消し、さらには生態系全体の崩壊を危惧させます。このような中、天川村の人々の呼びかけにより、失われつつある自然を取り戻そうという試みが始まりました。

様々な人の協力のもと、修験道千年の歴史をもつ天川村において、次の千年も渓魚たちがたわむれる沢を残すことができればすばらしいと思います。

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天川村賛歌