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鍾乳洞
面不動鍾乳洞
この鍾乳洞は昭和八年に橋本広吉翁によって発見され、井口晃翁、大谷実太郎翁三氏の結集したご尽力で五年の歳月をかけ、海抜八七八mの高地の岩屋発掘に成功致しました。この付近一帯は石灰岩を含む水成岩の地帯であり、石灰岩は水に浸蝕や風化されやすく、そのために、長い長い歳月の間に岩が少しずつ削られて、浸蝕や風化が進み堆積した地形が出来る。これを「カルスト地形」と云います。 またこうした岩山の中では、雨水に含まれている「炭酸ガス」(二酸化炭素)が石灰岩の岩の割れ目を溶かし、更に割れ目を大きく広げ、しだいに大きな空洞を作っていく、こうして出来たのが鍾乳洞であります。鍾乳石はどうして出来るのか?石灰分と炭酸ガスを含んだ水滴「炭酸石灰」を長い間沈殿させて、つららの様に垂れたり流れたりして、これが釣鍾や乳房の様な形を作るから、鍾乳石と云います。
また、鍾乳石や石筍が1cm伸びるには百年とも二百年とも云う歳月が、かかると云われています。面不動鍾乳洞内は無風で、洞内の平均気温は8度と云われ、ストロー鍾乳管(ストロー状の鍾乳石)が特に貴重で、地中探訪280メートルの夢の宮殿が広がっています。
鍾乳洞へ向かうまでは、トロッコ(有料)を利用して向かうことも可能です。
住所 |
〒638-0431 奈良県吉野郡天川村大字洞川673-89 |
電話番号 |
0747-64-0352(現地) 0747-64-0353(洞川財産区事務所) |
入洞料 |
大人450円・小人200円 |
営業時間 |
午前9時~午後5時 (受付4時30分まで)※夏季は変更あり |
定休日 |
不定休 (12月31日〜1月6日休業) |
トロッコ料金 |
(往復)大人500円・小人(小学生まで)300円・4歳未満は無料 (片道)大人300円・小人(小学生まで)200円・4歳未満無料 |
トロッコ定休日 |
不定休 (12月31日〜1月6日休業) |
五代松鍾乳洞
この鍾乳洞は赤井五代松翁が昭和四年に発見され、十余年の歳月と親子五人の心血と私財の全てを注ぎ、信念で築き完成させたと云われる鍾乳洞であります。そうしたご苦労に報いる為、赤井五代松翁の名に因んで五代松鍾乳洞と名付けられたのであります。
奥行き80メートル以上にも及ぶ鍾乳洞には鍾乳石や石柱、石筍が淡く照らされる光の中に浮かび上がり、神秘的地底宮殿を思わせます。鍾乳石は20〜30センチから大きいものは3メートル4メートルもあります。石柱の最大は、「大黄金柱」で高さ、8メートルにも達する物もあります。
五代松鍾乳洞へは、ごろごろ茶屋よりモノレールがあります。
赤井五代松翁と云えば他にも大きな功績が残されています。五代松鍾乳洞を発掘する傍ら、稲村ヶ岳登山道にも心血を注ぎ、洞川郷より稲村ヶ岳山項までの間12キロにも及ぶ登山道を開設されました。
住所 |
〒638-0431 奈良県吉野郡天川村洞川 |
電話番号 |
0747-64-0188(ごろごろ茶屋) |
入洞料 |
大人450円・小人200円 |
営業時間 |
午前9時30分~午後3時50分 (午前11時30分〜午後1時30分は休憩) |
定休日 |
冬季休業・水曜定休日 ※雨天・荒天時は臨時休業致します |
駐車場 |
500円 |
トロッコ料金 |
(上り)大人400円・小人(小学生まで)200円・4歳未満は無料 (下り)大人200円・小人(小学生まで)100円・4歳未満無料) |
トロッコ定休日 |
毎週水曜日・鍾乳洞休業日 |