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厨子入諸尊佛

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種別:彫刻

所有者:個人所有

所在:坪内

厨子は黒漆塗で観音開き扉(欠損)が付き、中に壇像風の小像計十七軀ほどを安置している。その主な尊名を示せば、八臂弁財天坐像、六臂弁財天立像、龍神立像、不動明王坐像、愛染明王坐像、毘沙門天立像、増長天立像、将軍地蔵像、薬師如来坐像、役行者、前鬼後鬼像、弘法大師坐像、理源大師聖宝坐像、狗犬などである。これらはいずれも天河辨財天ないし修験道、または、真言宗に関わる諸尊で、いわば大峯・天川曼荼羅ともいうべき内容を示している。各像は小像ながらかなり緻密な彫で、どちらかといえば工芸的な趣向のかかったものであるが、近世に至っていよいよ混淆した修験・真言の信仰的な実態を示す作例として注目される。長慶十六年(1611)年の銘がある。