山上ヶ岳コース“Sanzyougatake” Course
山上ヶ岳における修行期間は
5月3日 〜 9月23日までです
#01 女人結界門
大峯山への登山口。清浄大橋「従是女人結界」と刻まれた結界門の碑が建ちます。 このほか「五番関」「レンゲ辻」「阿弥陀ヶ森」にも門があります。 登山口から大峰山寺まで約3時間程度になります。
#02 三つの茶屋
一本松茶屋、洞辻茶屋、陀羅尼助茶屋で休憩をはさみながら進んでいきます。
お助け水 そろそろ水が飲みたいという時にたどり着く場所。冷たい湧き水が喉を潤してくれます。まさに”お助け”水。
#03 油こぼし
約50mの険しい崖。油をこぼしたように足が滑る難所だったと言われています。
役行者と鬼 修験道の開祖である役行者の身の回りの世話をしていた夫婦の鬼。斧を担いだ男の鬼が前鬼、輿を担いだ女の鬼が後鬼。
#04 鐘掛岩
役行者によってつり鐘が掛けられたという巨岩で、修行場の難所のひとつ。 鎖を頼りにそびえ立つ岩を登りますが、足を掛ける位置と順番を間違えると登れなくなってしまいます。
法螺貝 法螺貝の音は釈迦の説法に例えられ、山の悪霊や邪気を払い、また獣を避けることもできます。
#05 西ノ覗
日本三大荒行のひとつとされる大峯山中屈指の荒行場。 命綱一本を信じて、断崖絶壁の上から上半身を乗り出し、不浄を払って生まれ変わりを願います。
ようお参り 山ですれ違う人と交わすこの山ならではの挨拶。声を掛ける側も掛けられる側も元気が出ます。
#06 龍泉寺 宿坊
洞川本坊の出張所の役割を果たし、修験道登山者の宿泊のために建てられました。
行者弁当 険しい山道を一歩ずつ進み、様々な行場を乗り越えたどり着いた人にしか味わえない最高峰の食事です。
#07 大峰山寺
世界遺産・わが国最高所に建つ国重要文化財の古刹。 役行者が金剛蔵王大権現を感得して蔵王堂を建立したのが始まりと伝わる修験道の根本道場です。 毎年5月3日に戸開式、9月23日に戸閉式が行われます。
九重守 仏像や曼荼羅が描かれた長さ3.5mの巻物。極限の困難に直面した際、このお守りを開封すればご利益があると伝えられます。