DARANISUKE

陀羅尼助

  • 日本遺産

古くから伝わる苦味健胃薬で、腹痛・下痢・二日酔いなどによく効くとされています。非常に苦いので「だらすけは腹よりまずは顔にきき」と川柳にも歌われています。

名前の由来は、僧侶が陀羅尼経を唱えるとき、睡魔を防ぐためにキハダを口に含んだなど諸説があります。主原料はキハダ(黄柏)という木の樹皮です。昔は板状の乾燥エキスを竹の皮に包んでいましたが、現在はオウバクエキスに、ゲンノショウコ、ガジュツなど他の胃腸薬成分も配合した飲みやすい「丸薬」が主流となって全国的に愛飲されています。

洞川温泉街ではあちらこちらに陀羅尼助丸の看板を目にすることができます。