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行者還岳

ぎょうじゃがえりだけ

行者還岳(ぎょうじゃがえりだけ)[1546m]は、大峯奥駈道の大普賢岳と弥山の中間に位置しており、南側は切り立った岸壁となっており、役行者も一度は引き返したという伝承が山の名前の由来となるほど特徴ある形をしています。 一旦登りきると、この付近の大峯奥駈道(稜線)は、標高が約1500m程度のアップダウンの少ない歩きやすい登山道となります。シャクナゲをはじめ、5月末ころからのシロヤシオ(五葉ツツジ)の群落は稜線の登山道を覆うように咲き乱れ、ヤマシャクヤク、クサタチバナ、バイケソウ、トリカブト等の花の回廊となります。かの歌人大町桂月が奥駈の際この付近で「目に近く 弥山を見つつ 峯々を 終日越ゆる 奥駈の道」と詠み、それをブナの大木に書き記したと言われ、この句碑は弥山小屋脇に建てられています。 また行者還岳岩壁直下には行者還避難小屋(無人)が整備されています。

コースなどの情報は天川村職員が実際に歩いた「ヤマップ」記録でご確認ください

※登山の際はあらかじめヤマップで地図をダウンロードし、コースや自分の位置を確認しながら、安全にお楽しみください。

※行者還岳山頂への急登(はしご)付近は特に注意して登ってください。

※大川口からのルートは道が荒廃し、山腹が崩壊しているため、登山禁止となっています。

【アクセス】

国道309号沿い、行者還りトンネル西口に駐車場があります(有料)。

行者還りトンネルへは道幅が狭く、途中の白倉トンネルは高さ2.6m・長さ7mの制限があります。また国道309号は大川口から上北山村西原まで冬期通行止めとなります。

【ヤマップ利用方法】

※地図を検索する際は、「山上ヶ岳」もしくは「稲村ヶ岳」と検索して出てくる「大普賢岳・山上ヶ岳・稲村ヶ岳」の地図、もしくは「八経ヶ岳」と検索して地図上の八経ヶ岳の位置にある吹き出しの山マークを押すと出てくる「八経ヶ岳」の地図を使用してください。

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