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大峯山龍泉寺

おおみねさんりゅうせんじ

今から1300年の昔、大峯の山々を行場としていた役行者が、山麓の洞川へ下りたとき、岩場の奥からコンコンと湧き出る泉を発見しました。今は穏やかな池ですが、それはそれは底も見えないほど深く青く澄みきった泉だったと云います。龍の口と名付けてほとりに小堂を建て、八大龍王をお祀りし、水行をしたのが始まりと伝えられ、この地を龍王様の住まわれる泉と信じ、龍泉寺と名付けられました。現在においても修験者は宗派を問わず身を清めて八大龍王尊に道中安全を祈ってから、山上ヶ岳に向かいます。役行者の没後百数十年間衰退した修験道は、修験道中興の祖聖宝理源大師によって再興され、修験道の根本道場として修験者を迎える霊場となりました。高位の寺院にふさわしく境内を囲む白い土壁には、その地位を表す五線が描かれています。本堂にはご本尊の弥勒菩薩をはじめ、役行者、聖宝理源大師、弘法大師、不動明王が祀られています。本堂前には不思議な丸い石「なで石」があり、かわいいと言ってなでると軽く持ち上げられ、憎いと言って叩いたりすると重くなるとか、願いが叶うときは軽く、叶わないときは重いとも云われています。毎年10月には八大龍王大祭、2月の節分祭(星祭り)などが行われています。紅葉をはじめ、四季折々の美しい姿が見られます。

こちらの施設には、村指定文化財が保存されています。

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