- 世界文化遺産
- 日本遺産
- 男性のみ入山可能
大峰山寺
おおみねさんじ
山上ヶ岳山頂の大峰山寺は、毎年5月3日の戸開式から9月23日の戸閉式に至る143日間、本堂の扉を開け、参詣者や登山客で賑わいます。672年に役行者が苦行ののち金剛蔵王大権現を感得して蔵王堂を建立したのに始まります。世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成要素の1つであり、わが国最高所の国重要文化財、そして修験道の根本道場です。これまでに発見された数々の遺物から「山の正倉院」とも呼ばれており、近年解体修理の際に発掘された2体の黄金仏(国重要文化財)は宇多天皇の寄進である可能性が高いとされています。山上ヶ岳歴史博物館でそのレプリカを見ることができます。本堂は天平年間に行基が大改築して再建されましたが、戦国時代には一向宗との争いで36を数えた伽藍寺坊と共に焼失してしまいました。現在の本堂は、江戸時代の建立で、その後拡張されて現在の規模になりました。宗教的な理由から今なお女人禁制を守り続けており、修験道の根本道場にふさわしく、近くに「油こぼし」「鐘掛岩」「西ノ覗」、裏行場の「胎内くぐり」などの行場があります。登山口の清浄大橋から片道約3時間、1300年間多くの人々が歩き、守り続けられてきた道です。
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住所
〒638-0431 洞川703
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電話番号
0747-64-0001(龍泉寺)
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その他
戸明け期間 5月3日~9月23日 ※山上ヶ岳への入山は、宗教上の理由により男性のみとなっています
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