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栃尾観音堂

とちおかんのんどう

この栃尾観音堂で300年間大切にお祀りされてきた聖観音菩薩立像・大弁財天女立像・金剛童子立像・護法神像は、江戸時代初期の遍歴の僧「円空」の作で、どの像も見るものを惹きつける穏やかな微笑みをたたえています。円空は江戸時代初期、岐阜で生まれて23歳で出家、32歳の時に木仏12万体作像の悲願をたてて、北海道から関西まで旅し、64歳で入定するまで、多種多様な仏像・神像を彫り残しました。大峯の地でも2度入峯し、山上ヶ岳などで厳しい冬のさなかの越冬修行を行っています。栃尾観音堂に安置された4体はこの大峯入峯の際に残されたもので、群像として見られるものは珍しく、円空仏の中でも傑作と評価の高いものです。また、彫りの深いものは珍しく、特に護法神像は彼が初めて彫ったものとして注目されています。今にもやさしく話しかけてくれそうな温かい親近感に満ちた円空仏は、時代を超えて心に響くものがあり、拝む者を魅了してやみません。

こちらの施設には、村指定文化財が保存されています。

(各文化財の名称をクリックすると、天川村役場 行政ページで紹介しております各文化財詳細ページへ飛びます)

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  • 住所

    〒638-0542 栃尾

  • その他

    駐車場あり

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