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天川村をきれいにする条例を制定
条例策定の経緯
一般的に河川敷は公共のものであり、誰のものでもあります。しかし、誰のものでもある代わりに、他の利用者や近隣住民の迷惑にならないように、十分に配慮して利用するのが大人としてのマナーであります。
しかし、近年天川村へ涼を求めて川遊びに訪れる人々が年々増加するなか、一部、モラルの無い悪質な観光客が河川でバーベキュー等を行い、それらで出たゴミ・道具をそのまま放置して帰るという心無い事例が多発しております。特に河川敷に不法に投棄されたゴミは、悪臭などの原因となっており、一般客や近隣住民への迷惑となっておりました。
その中で、不法投棄のゴミ処理等の対策には、村としても対応に苦慮しておりました。
その状況を憂い、住民と事業者と行政が協働して豊かな自然環境を後世に残していくための対策として、個人所有地等を除く村内全域でバーベキュー等の火気を使用した調理行為を禁止し、河川等への放置・投棄ゴミを無くす為にこの条例を策定しました。
目的 (清流天の川を守り、後世に残す)
天川村で古くより自然・風土と共生する中で育まれてきたかけがえのない『歴史的・文化的景観』を後世へ守り引き継いでいくために、住民と事業者と行政が協働し、良好な景観を守り、すべての村民が健康かつ快適な生活を営める、自然と文化の調和した清潔で住みよい村づくりをめざします。
この条例の3つの大きな柱
①放置ゴミ・放置自動車の禁止及び野焼きの禁止
②バーベキュー等の火気を使用した調理行為の禁止
③自動販売機で飲料等を販売する者に対して、回収容器の設置とその管理の徹底
村の責務
村民の健康で快適な生活を確保するため、環境美化の促進に関する施策を策定しなければならない。
住民の責務
村民、事業者、滞在者及び旅行者は、環境美化の意識を高め、美観に努めなければならない。
村民は、自らの身近な地域における清掃活動、親切美化運動等の実践活動に参加するとともに、村が実施する施策に協力するよう努めなければならない。
事業者の責務
村内において販売を業とする者は、空き缶等の散乱防止について、消費者に対する啓発に努めなければならない。
天川村は、この条例を基軸に環境美化の促進を図り、自然と文化の調和が取れた清潔な住みよい村を目指します!!