奈良県南部にある温泉・キャンプ・釣り・星空が堪能できる村 天川村

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親鸞聖人御影 一幅

種別:絵画

所有者:光遍寺

所在:沢原

親鸞聖人御影は、二狭間の礼盤上に繧繝縁の上畳を敷き、両手で念珠を爪繰りながら右斜め向きに座す親鸞聖人の像。画面上部には、「入出二門偈」からの一文である、「観彼如来本願力/凡愚遇无空過者/一心専念速満足/真実功徳大宝海」の讃を、また画面左端中央には、「和朝親鸞聖人」の像主銘を墨書する。ともに西本願寺第十二代推如上人の筆と認められる。表具裏には裏書の紙が貼付されている。当初のものと考えられる文字は、左下に「願主」のみあり、また、後世の筆で「慶長九年三月十八日」とのみ書かれている。讃や像主銘の墨書が推如上人筆と認められることから、この年代は妥当であろうと考えられる。後世の修復時にやや補彩がなされたことが認められる。