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不動明王尊像及び二子立像
種別:彫刻
所有者:来迎院
所在:坪内
不動明王尊像及びニ童子立像、この三体の像は、大阪滝谷不動の像を参考につくられており、一本の木を彫って作られる一木造りの像です。一木造りは奈良時代から平安時代に使われた手法で、鎌倉時代以降になると木を合わせて作る寄木造りが主流。この三体の像は、いずれも一木造りですが、不動明王の大きめの頭部や着衣の強い表現等、平安時代の穏和な作風からはかけ離れており、平安時代の手法を用いた鎌倉初期のものと推測される。